【医師監修】40代の目の下のクマはなぜ目立つ?脱脂・裏ハムラなど治療法を医師が解説
「40代になって急に目の下のクマが目立ってきた」
「疲れていないのに、疲れているように見られる」
「コンシーラーを使ってもクマが消えない」
こうした相談は珍しくありません。なぜ40代を節目に急激にクマの悪化を感じるのか、医師歴16年目、美容外科医歴8年目、外科専門医・医学博士の村山医師が解説していきます!
40代から急にクマが目立つ主な理由
目の下の脂肪が前に出てくる
目の周りには『眼窩脂肪』という脂肪があります。加齢によって、目の周囲を支えている組織が弱くなると、この脂肪が前方に突出してきて、目の下がふくらんできます。これは多くの人に認められる加齢性変化のため、『目の下がふくらんでいる』=『老けて見える』と私たちは無意識に認識します。この膨らんできた眼窩脂肪が『黒クマ』『影クマ』などと呼ばれるクマの主な原因となっています。このタイプは、化粧で隠せないことや、照明や顔の角度によってクマの濃さが変わることも特徴です。
頬(目の下~ゴルゴ線)のボリュームが減って『影』ができる
40代になると、脂肪や皮下組織も徐々に変化します。年齢とともに目の下~ゴルゴ線にかけての皮下脂肪は減少し、また皮下脂肪を支えていた靭帯などの支持組織もゆるんでたるんだ印象が出てきます。目の下のやせの境目が目立つようになると、『目の下の膨らみ』+『目の下のくぼみ』による高低差で影が強くなります。この状態では、目の下の脂肪だけを取っても十分に改善しないことがあります。
骨量の減少
加齢によって顔の骨格も少しずつ変化します。我々の骨は一見なにも変化がないように見えますが、実は造骨細胞と破骨細胞により常に造られると同時に壊されています。10代までは造るほうが強く、20代・30代は造るペースと壊すペースの均衡が保たれ、40代を境目に壊すバランスのほうが強くなり骨の痩せが生じはじめます。特に目の下を支える眼窩周囲の骨のボリュームが減少すると、目の下の組織が前に出て見えやすくなることがあります。その結果、「昔は気にならなかったのに、最近急に目の下が老けて見える」という変化につながることがあります。
皮膚のハリが低下する
40代になると、皮膚の弾力やハリも徐々に低下します。すると、
- 小ジワ
- たるみ
- 皮膚の余り
などが目立つようになります。
目の下の皮膚は特に薄く、そのため他のパーツと比べて年齢による状態の変化を敏感に感じやすいパーツとなっています。一番表面に位置する皮膚の状態の悪化もクマの悪化を感じる要因となります。若返りのためには、皮膚の状態を整えることも非常に重要な要素となってきます。
『茶クマ』『青クマ』の悪化
『黒クマ』の悪化について前述しましたが、他のタイプのクマである茶クマ・青クマも年齢とともに悪化していくことがほとんどです。茶クマは皮膚の色素沈着やシミが目の下にできて、それがクマっぽくみえるタイプですが、色素沈着やシミも年齢とともにどうしても悪化してしまうものになります。青クマは皮膚が薄くて眼輪筋や血管が透けてみえているタイプですが、年齢とともに皮膚は薄くなっていくことがほとんどで、年齢とともに自然と悪化していってしまいます。その結果、前述した立体感の悪化との相乗効果で30代のころと比べて40代から急激にクマが目立つようになったと感じるようになります。
40代という年齢のプレッシャー
40代というのは女性にとって節目と感じることが多く、外見に大きな変化は生じていないにも関わらず加齢性変化に敏感になりすぎてしまうことがあります。40代中盤に差し掛かると『四捨五入するともう50歳だ』と考えたり、40代後半になると『アラフィフになってしまった』と考えたり、漠然とした年齢を重ねることへの不安から、外見も老けてきてしまったと感じてしまうことがあります。気にし始めると気になってしまいますが、加齢性変化は急激に変化が起こるものではないので、焦って勢いで美容整形でのアンチエイジングオペをしてしまわないようにお気を付けください。
40代に適したクマ治療
立体感が原因の黒クマは、年齢によって状態が異なります。20代で目の下が膨らんでいる場合は、もともとうまれつき眼窩脂肪が多いタイプで、目の下の痩せはまだ認めていないことが多く、脱脂のみで綺麗に整えることが多いです。しかし、40代になると目の下の痩せが出てくるようになり、痩せの部分の治療も行うことが満足のいく変化を出すために必要となってきます。
裏ハムラ法
余剰な眼窩脂肪を下方にずらして痩せている部分もあわせて整える方法になります。難易度が一番高いクマ治療の方法になり対応しているクリニックも限られますが、十分な経験のある医師で行うならば最も安全で安定して綺麗に仕上がる手術方法となります。
脱脂単独
ふくらみのみが気になっており、ふくらみがメインのタイプの方は40代でも脱脂のみできれいになる可能性があります。しかし、前述したように年齢に伴う変化で『痩せ』も出てきていることが多く、認知していない痩せが原因で老け顔疲れ顔の印象になってしまっていることがあります。その場合には、脱脂だけでは期待したほどの若返り効果を感じないことがあります。
脱脂+ヒアルロン酸
膨らんでいる眼窩脂肪をとりのぞき、目の下からゴルゴの痩せている部分はヒアルロン酸で持ち上げる方法になります。最も簡便な方法ですが、ティアトラフ靭帯が強い場合には目の下をなめらかにするのが困難です。綺麗な仕上がりになっても、ヒアルロン酸は時間とともに減っていくので1年に1回のメンテナンスが必要になります。
ヒアルロン酸の大きな特徴として、時間とともになくなることと、ヒアルロン酸分解酵素で溶かすことができるという点があります。そのため、万が一仕上がりが気に入らなかったときに元に戻せるという安心感があります。安さでクリニックを選ぶ場合など医師の技術に不安がある場合には半永久の手法ではなくヒアルロン酸での治療のほうが安心して施術をうけることができます。
脱脂+脂肪注入
膨らんでいる眼窩脂肪をとりのぞき、目の下からゴルゴの痩せている部分は脂肪注入で整える方法になります。瞼が硬いタイプの方や、全体的なボリュームが少なめなタイプの方におすすめな方法となります。しかし、脂肪注入は定着率のムラがあったり、不均一な定着が起こるとでこぼこする可能性があります。
余剰皮膚切除が必要か
伸びてしまった皮膚も切除するかどうかの判断ですが、40代でも皮膚のケアをあまりしっかりされてこなかった方は皮膚切除の適応となることがあります。よほど皮膚がのびている、シワがひどい場合を除いて40代で皮膚切除まではする必要はないことがほとんどです。一つの判断方法として、目の下がふくらんでいるにも関わらず膨らんでいる皮膚にシワがある場合には皮膚切除の適応となります。
40代のクマ治療で大事なのは診断力
脱脂だけではだめな場合がある
目の下の脂肪が飛び出していると、
「このふくらみを取ればクマがなくなるのでは?」
と考えがちです。
しかし、脂肪の突出だけではなくその下のくぼみとの段差がクマを作っている場合があります。
その場合、脂肪を単純に取るだけでは、『膨らみは減ったけれど、くぼみが残った』という結果になることがあります。
さらに脂肪を取りすぎると、目の下のボリュームが不足してくぼみが強調された仕上がりになることもあります。
そのため、40代では特に、
「どれだけ脂肪を取るか」ではなく、「目の下から頬までの形をどう整えるか」
という視点が重要になります。
40代のクマ治療で大切なのは『原因の診断』
40代で急にクマが目立ってきた場合、「クマだから脱脂」と決めつけるのではなく、
- 脂肪の突出
- 目の下のくぼみ
- 頬のボリューム
- 皮膚のたるみ
- 小ジワ
- 色素沈着
- 眼輪筋や血管の透け
などを総合的に確認することが重要です。
年齢による変化の個人差
過ごし方や、体質による差により、目元の年齢による変化の個人差が40代では大きくなってきます。一律に『脱脂だけで十分』『皮膚切除もしたほうがいい』と年齢で治療法を決めつけるのではなく、目元の状態をしっかりと診断する能力が必要となってきます。
くぼみもあるのに脱脂だけ行うと、くぼみの強調されたガイコツのような老け顔疲れ顔になってしまう危険があったり、また不必要に皮膚切除まですると外反してしまったり目元だけ若返りすぎて不自然になったりすることがあります。
状態の確実な診断と、患者さん側がどこまでの変化を望むかで適切な術式提案をしてくれる医師選びが肝要となってきます。
大事なのは医師選び
MJクリニック札幌の村山医師は、湘南美容クリニックで院長を歴任し、かつ湘南美容クリニック在籍中にはクマ治療で人気を博していました。診療圏をかえることなく札幌に腰をすえて診療しており、施術の技術だけではなく、施術の結果が半年後にどのような状態になっているかまでをしっかりと経過をみてきています。そのため、より適切な治療の提案が可能で、治療の加減も熟知しています。カウンセリングは無料ですので、ぜひお気軽にMJクリニック札幌にご来院ください!
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